予想だにしない出来事。思いも寄らない事態。言い方は色々あるかもしれないが、コレは自らが招いた完全なる失態だ。何を言っても言い訳にしかならない。何故ならば大自然には人間界のルールなど微塵も通用しないのだから。(大げさ)
次のクエストはクックの討伐。屈強な自警団長からの依頼で、各地で人を襲っているイャンクックが森と丘に出現してしまったので、大被害が出る前にハンターに狩猟をお願いするとの事。

前回クックと戦った時は、およそ10分で勝利を掴む事が出来た。回復薬も支給品分で賄う事が出来たので、持ち物はLV2 通常弾と、ボックス整理の為に持ち出したLV1 貫通弾の端数分、後は取り巻きがいた時の為のLV1 散弾くらいで大丈夫だろう。

キッチンアイルーに経験を積んでもらう為にも食事をし、色々と準備を整える。調合書をしまい忘れて所持したままだが、10分で戻ってこられるハズなので討伐してからボックスに戻そうと思う。いざ、クックの討伐へ。

支給品を取って9番へ向かう。随分前の記憶だから曖昧だったのだが、たしか森と丘に出現するクックは一番最初に9番へ降り立つはずだ。

「当てにならない記憶だな」と思いながら10番へ。ココにいなかったら何処にいるか想像出来なかったが、無事にイャンクックを発見する事が出来た、のだが…。


コレには相当焦った。完全に気を抜いていた。まさかまさかのまさか過ぎる色違いである。クエスト依頼文にも全く記載無し、村長からのアドバイスも一切無し。出会って「はい、こんにちは!」で色違いである。驚きすぎて一瞬棒立ちしてしまい、クエスト状況を確認した程だ。
ペイントボールを当てつつ反撃をもらいながら戦闘開始。前回のクックは通常弾で立ち回ったので、今回は貫通弾で立ち回ってみる事にする。リペイントモンスターは原種とは違い、体力とスピード、更に攻撃力の面でも強化されている。その為、頭に狙いを定めるのが難しいと想定しての事だ。

今回の青クックは火炎液が届くか届かないかくらいの距離が貫通弾の適正距離のようだ。応急薬の支給は6個。諸事情と言う名の油断で回復薬の持ち込みはしていないので、最悪、現地調合まで考えなくてはならないかもしれない。

戦闘開始から5分後、青クックが移動する。LV1 貫通弾を44発撃ち込んでいるが、相手は怒る素振りを見せない。効率良くダメージを与えられていないのかと少し不安になる。
飛び去った方向的に9番へ行くと思っていたので先回り…しようと思っていたら、青クックは4番へ着地。慌ててそのまま4番へ向かうも、コチラがエリアに入った瞬間に青クックが移動。再び10番で対決することになる。

続いて通常弾での立ち回り。頭が大きいので狙いやすいのだがスピードが速いので、狙いを定める事にあまり時間をかけていられない。それでもコンスタントに頭を打ち抜いていくと戦闘開始から7分、1回目の怒り。
…早い。流石色違いの怒り、怒涛のラッシュで応急薬の使用を余儀なくされる。残り2つ。もってくれるといいのだが…と思っている内にまたしても被弾。残り1つに。

怒っている最中は手が出せず、ほぼほぼ防戦一方の状態。逃げ回ることで精一杯の様相。何とか怒りが収まり、ココから反撃開始。思っている以上に頭に攻撃が当てられる。通常弾での立ち回りは原種以上にやりやすいと感じられるが、単に慣れてきただけか。
戦闘開始から11分、ココで2回目の怒り。体力が半分程だったので、最後の応急薬を投入。先程の経験から、怒っている最中は攻撃ではなく回避主体で立ち回る事にする。具体的には撃ち込み弾数を1発減らす感じだ。と、ココでクックが移動するも…。

前回移動した際には4番へ移動していたのでコチラも4番へ。無事に合流を果たす。勿論、出会い様にペイントボールでご挨拶、無事に当たる。(コレ、重要。)ジャングルほどではないにしろ、10番もなかなかに視界が悪かったので、ココでの戦闘はかなり立ち回りやすく感じる。

戦闘開始から13分、足を引き摺る。追いかけて5番へ。待ってましたとばかりにランポスの群れがお出迎え。散弾を持って来ているので恐るるに足らず。青クックも巻き込みながら、まずはランポス達を倒していく。
全員倒し終え、いざ一騎打ち。気を抜かずに慎重に。欲張らずに少し手数を抑えながら立ち回る。火炎液を1回受けてしまったが、対峙から15分過ぎ、ついに…。

なんとか無事に討伐できた。その後、レア素材の「巨大なクチバシ」を剥ぎ取る事に成功する。頑張った報酬として素直に受け取っておこうと思う。
しかし、依頼主にしても村長にしても、色違いなら色違いと言って欲しいモノである。自警団の村人が通常色を知らないと言うのはまだしも、村長はあえて言わなかったのだろうか…。イャンクックは赤が常識。人間界に徹底してもらいたいルールである。
